外交の最近のブログ記事

北朝鮮による韓国砲撃をめぐり、衆院予算委員会は25日、集中審議を開いた。菅直人首相は、政府見解の公表が砲撃事件発生から約7時間後になったことを問われたが、「迅速な対応がしっかりとれた」と説明。北朝鮮に対しては「常に瀬戸際の行動を取ることで何らかの見返りを得たが、約束は守ってこなかった。厳しい姿勢で臨まざるを得ない」と述べた。北神圭朗氏(民主)の質問に答えた。
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、検察当局と警視庁は15日、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で事情聴取していた神戸海上保安部の海上保安官(43)を逮捕しないことを決めた。証拠隠滅や逃亡の恐れがなく、逮捕の必要性はないと判断した。中国人船長を処分保留のまま釈放したこととの公平性も考慮したとみられる。
沖縄県・尖閣諸島近海で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した際のビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、映像は海保が撮影したものとみられることから、海保が5日、調査に乗り出した。映像は海保か検察側のいずれかから漏れた可能性が高く、菅直人首相は同日午前の閣議後の閣僚懇談会で、「しっかり調査を」と原因究明を指示した。修復に向けて動き出した日中関係に影響を与えそうだ。
菅直人首相は3日夕、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問したことを受け、一時帰国した河野雅治駐ロシア大使を首相公邸に呼び、同国の情勢について報告を受けた。河野大使は、大統領が日本政府の中止要請を無視して国後島を訪れたことについて「ロシアの国内問題が理由」と指導力誇示が狙いなどと説明。首相は「情報収集をしっかりしてほしい」と指示した。
沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の記録ビデオは、衆院第1議員会館の地下の会議室で約30人の議員に向けて上映された。入室した議員以外には非公開で、議員も録音や録画、携帯電話の持ち込みを禁じられた。海上保安庁の鈴木久泰長官の説明を聞きながら、大型スクリーンに映し出される6分50秒の衝突シーンを確認した。
ロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問について、菅直人首相は1日午前の衆院予算委員会で「北方四島は我が国の領土であるという立場をずっと一貫してとっており、その地域に大統領が来られたというのは大変遺憾なことだ」と述べた。
菅直人首相は4日夜(日本時間5日未明)、アジア欧州会議(ASEM)首脳会合が開かれたブリュッセルで、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相と約25分間会談した。尖閣諸島沖の衝突事件で悪化した日中関係について、両首脳は「今の状態は好ましくない」との認識で一致。双方が戦略的互恵関係の原点に立ち返り、政府間のハイレベル協議を進めることで合意した。
「フジタ」社員3人が解放されたことを受け、日本政府は残る1人の早期解放と、拘束の経緯説明を中国側に強く求めている。拘束は、中国漁船衝突事件に対する中国側の対抗措置との見方が支配的。しかも、日本政府が漁船衝突時の「証拠のビデオ」公開に踏み切ろうとした矢先、3人だけ解放された。ビデオを公開すると日中対立が激化するのか-。政府は再び、ビデオ公開を躊躇(ちゅうちょ)し始めた。
中国河北省で拘束されていた準大手ゼネコン「フジタ」の日本人社員4人のうち、3人が30日午前、拘束を解かれたことで、関係者からは「最悪の事態からは一歩前進した」との受け止め方が広がった。ただ、依然1人は身柄拘束されたまま。恫喝同然に揺さぶりを加える中国のやり方に不信感がくすぶっている。
仙谷由人官房長官は27日午前の記者会見で、尖閣諸島沖の衝突事件での中国人船長釈放を受けた日中関係の改善について、「現時点でボールは中国にある」との認識を示した。仙谷氏は「結果として検察判断でのどに刺さったトゲが抜けた。国際社会において日中関係は非常に重要な二国間関係だ。身柄釈放という決着がついた段階で、お考えいただくことが多々あるのではないか」と述べ、中国側から何らかの行動があってしかるべきだとの考えを強調した。