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アイテム詳細

岩波書店
グループ:Book
ランキング:-
価格:¥ 780
発売日:2008-10-08
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カスタマーレビュー

コップの中の台風  (2008-10-18)
 「政権交代選挙へ」という特集である。

 政権交代もあり得る政局が現在だが 今の特殊な状況は その日本の政局が 世界同時金融危機と 米国の大統領選挙と同じ時期に発生している点にある。
 今回の金融危機は 新自由主義の終焉をもたらしつつあるという大きな経済の変化の局面だ。金融業界に 大きく規制が入りつつあり その結果生まれてくるであろう新しい規制社会がどのような姿なのかをだれもが固唾をのんで見守っている。もちろん目の前の危機を解決することが先決だが。
 大統領選挙も ブッシュが進めてきた中東での失敗と、今回の金融危機の発生源という二つの大きなアジェンダを抱えた米国が 次に どこに向かうかという占いである。しかも オバマという 米国史上初の黒人で しかも年齢も ケネディー並みの40歳代の人が 選ばれそうな勢いだ。

 このような激動の中で 行われる 日本の選挙が どのような見識と志で行われるか。これは 本当に 日本の政治家が試される場面だと思う。時代と世界を踏まえた上で 日本の将来を語る政治家がどこまでいるか、そうして それを受け入れる日本の国民の見識はどうなのかということだ。

 日本が この激流の中で コップの中の台風のような選挙と政治しかやれないとしたら 
21世紀に日本は生き残れないかもしれない。

 今回の特集を読んでいて 強く そう考えた。