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アイテム詳細

みすず書房
グループ:Book
ランキング:291093
発売日:1961
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カスタマーレビュー

厳粛な感動。  (2008-07-30)
第2次大戦時5年余りで600万人の命を奪ったナチスの強制収容所から奇跡的に生還された心理学者のフランクル氏がお書きになった体験記録です。この本では、解説が冒頭に付され、各地に点在した強制収容所の客観的な記述がなされています。裁判などでの公聴記録から説き起こされたものですが、読み進めるのが苦しくなるほど残酷なものです。しかし、この解説を読むことで、フランクル氏の体験記録が如何に貴重で荘厳なものであるか理解が進んだと思います。極限というのには余りに凄まじい状況、人間性を内部からも外部からも破壊されてゆく中でも、他人にパンを分け与える人がいた、ということ。ナチスの記録は、人間の中に悪魔が潜んでいることを提示しましたが、フランクル氏は、神が宿っていることも同時に示そうとされたのではないかと思います。アウシュビッツに連れてこられた時の心理から解放後の極度の抑圧感から解放されたときの人々に心理にまで触れられています。深い人間心理への洞察と人間というものを信頼しようとする姿勢に心が揺さぶられました。