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日本はどうなる〈2008〉暴走する国家に抗うための43の論点
カスタマーレビュー ![]()
広範囲に亘って、現在の日本の問題点に触れている
(2007-05-04)
「総合雑誌を購入すれば、興味のない分野にも目がいき、新たな発見がある」と本書中にもあるが、教育・労働・所得・医療等の格差問題から、改憲・国民投票法・裁判員制度と近くに迫った問題等『金曜日』得意のテーマが目白押しで、それぞれの専門家によって書かれている。 一人が広いテーマについて書くわけではないので、紙幅は狭いが目の付け所はありきたりではなく、本質に及んでいる。
私は外交について不勉強なので、特に佐藤優氏の北朝鮮を軸にする情勢、アンドリュー=デウィット氏の中東における石油の奪い合いについて学ばされた。
「はじめに」で佐高氏は、本書を「この日本をどうする」を含んでいると説くが、この示唆が多くの人に届いているようであれば、教育基本法が改定され共謀罪も新設されようとしているような現在に至っているわけはなく、本多氏の書くように革命を起こして多くの“メダカ”を引率するしか方法はないほど末期的症状を示す日本に処方箋はあるのかと、読後空を仰いだ。
本当の機器に触れていなくて残念
(2007-02-17)
今の日本は過去半世紀における最大の危機を迎え、とてつもない試練を強いられているのに、それに気づいている日本人は少ない。小泉政権がでたらめな政治をやった挙句に、まったく未熟で政治感覚に乏しい安倍に政権を渡したが、この安倍は自分の言葉を持ち合わせず人気だけが頼りだ。しかも、人を見る目のない幼稚な安倍は友達を閣僚にし、その人選がまったくお粗末ときていて失言続きだ。こうした四竜の人間で構成されている安倍内閣が、思いつきでファシスト的なやり方をしているのに、この本ではそういったことはあまり触れずに、まるで学生運動のような感覚の議論が羅列され、暴走する国家に抵抗しようという気迫に欠けている。ピンとはずれな左翼小児病のような内容だったので、大いに落胆してしまったというのが読後感だ。今必要なのはフルフォード機種が書いた『泥棒国家の成立』や、藤原記者が書いた『小泉純一郎と日本の病理』のような鋭くえぐった本であり、無能で北朝鮮から馬鹿にされてもそれに気づかない、スキャンダルまみれで反動路線をつき走る、『安倍内閣の亡国政治』というような本ではないか。
不満はわかる。だからこそ、冷静に足元を見据える時では
(2006-12-23)
現在、安倍政権の支持率は下降しているのだという。それに対して、政権サイドは、「支持率なんてものは、何かあればまたすぐ上る」と楽観ペースである。
この姿勢に、何か違和感はないだろうか。
高支持率に支えられた小泉政権に続き、これまた圧倒的な支持率で誕生した安倍政権。
「支持率」というものの「安逸な危険さ」がこれほどまでに「浮き彫り」になっている時期がかつてあっただろうか。
視点を変えてみよう。この数年我々の「周囲」は何が変わっただろうか。支持率が裏付ける政権が何を変えてくれたのか。我々は「ハッピー」になっただろうか。またこの先、我々は「美しく」なりえるのだろうか。
そんな疑問に、いささかでもポジティブな答えに「窮した」人は本書はお勧めである。なぜなら、本書で示唆される「予言」は当たりそうだからである。
週刊金曜日刊ということで「身構える人」もいるだろう。しかし、本書の内容は「右」も「左」も関係ない。本書は、ただこの国の「生活者に向けて書かれた本」であるのだ。
そして読んだ後に、じっくりまた「日本」を考えたい本である。
