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日本の組織は我慢大会
(2004-05-15)
本重量約360グラム。初版第一刷発行2003年。初出は月刊「薬の知識」。対談相手のは15人。これまでの養老の対談集では毛入れの違う人たちも混ざっている。刺激を受ける箇所もいくつかあった。p19養老「半分死んでしまっているのです。逆にだから、日本人は長生きなんだよと」、p28奥本「沖縄の少女強姦事件を”乱暴”と言い換える」、p111養老「在宅ホスピスなども、ポルノ問題と同じで両面あると思います」、癌などの告知に関してアメリカではp122中村「弁護士が余っているから、その救済のために告知が進んだという方もいますし」、198養老「われわれ日本人は、自我に二面性をもっているのではないか」などなど。おすすめはピーター・バラカンとの世間と個についての対談。外人、天皇、奇形児、脳死など意識化することを嫌う問題を突いている。全体的に養老の我田引水が目立ち、彼からゲストが教えを請うというパターンがしばしば見受けられる。ただ、この感想には養老がベストセラーを出したことへのやっかみが入っているかも。
