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アイテム詳細

中島 誠

法律文化社
グループ:Book
ランキング:176522
価格:¥ 3,675
発売日:2007-10
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立法学講義

政局から政策へ―日本政治の成熟と転換 (日本の〈現代〉 3)

実務立法技術

立法の制度と過程

比較政治制度論 (有斐閣アルマ)

カスタマーレビュー

他に類書なし  (2008-01-07)
立法学という書名から立法技術に関する解説書かと思い、手に取ったところ、
立法過程の制度と運用(我が国の議院内閣制の特徴)を通じて、日本政治の
特質を見事に浮かび上がらせており、一気に通読してしまった。
霞が関住人としての経験知と諸学問での研究成果を上手く融合させるとともに、
単なる理想論ではなく現実的な考察を体系立って積み重ねていく手際は
なかなかである。また、これまでブラックボックス化していた立法を巡る
表には出て来ない(出て来たとしても断片的)インフォーマルな動きの実態が、
本書によって明らかになったことは、立法過程に関する今後の研究の深化にも
資するに違いない。
日本政治に対する義憤と、あるべき姿を見失いつつある官僚への憐憫の情が
ひたひたと伝わってくる好著である。

定番の基本書  (2007-12-24)
3年前に刊行されて評判を呼んだ書の新版。
小泉政権の意義、位置付けを追補するとともに、欧米での政治任用、
行政立法など随所に加筆が施されている。
初版での基本的主張は新版でも変わっておらず、(日本伝来の)ボトムアップ
による調整型の意思決定を基本とした、政府・与党二元体制の下での、
決定と責任の所在が不明確な、部分利益の積み上げに終始する「分配の政治」
と訣別するために、(日本伝来の)リーダーシップの封印構造を打破して、
内閣主導の政治システムを確立する必要があるとするものである。
我が国における政治的意思決定の過程を、段階を追って制度及び実態の双方から
丹念に描き出すとともに、主要な論点(政官関係、官僚制、政治主導)については
独立した章を設けて論じており、その文章のわかりやすさ、歯切れよさと相俟って、
大変読みやすいものとなっている。
難を言えば、官僚のアイデンティティークライシスを強調する一方で、
近年の公務員制度改革を巡る評価について件の歯切れのよさが見られないが、
これは、現役官僚ゆえに書かないというより書けないことに因るものかと推察される。
初版は公共政策系科目の教科書として多くの学校で採用されたと聞くが、
新版もまた、定番教科書、定番研究書として、基本書の地位を占めるであろう。