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元政治部部長による政治の見方指南書(まさに「政治をみる眼」です)
(2008-11-14)
日経新聞の元政治部長による、
表現力豊かな政治の断面のスケッチ。
歴代の権力者の素顔や政策論争、権力闘争の実相を分かりやすく解説してくれます。
過去の経験から政治にまつわる現象やその裏側にある法則を整理しています。
新聞記者はニュースの報道はできても個人的な想いや裏話は紙面に載せられないですが、
そういう個人的な感想に溢れ、それがとても面白い一冊です。
例えば森元首相の人物評など、笑ってしましました。
1960年代から現在に至る政治の流れを押さえているので、
過去から現在までの政治の変遷がよく分かります。
特に選挙の予測がいかにあてにならないか、
過去の事例を引き合いに解説している部分は、
「うーん」と唸ってしまうくらい的確かつ裏のお話です。
支持率の意味も分かります。
またここ10年〜15年の新自由主義的な政策の枠組みは、
構想が小沢氏で政策化が橋本元首相だという指摘は面白かったです。
小泉はそのフレームワークの後に登場したという指摘も頷けます。
日本の政治を平易かつ客観的に解説している新書です。
お勧めです。
ただし新聞社の政治部と政治家の関係については、
とても歯切れが悪いと思います。
やっぱり新聞社の政治部は改革が必要だと改めて思う、
そんな一節が何度か登場します。
上杉氏あたりの問題提起は正しいと、
元政治部部長の著作は語ってくれていると感じました。
政治がよく分かります
(2008-10-29)
分かりにくい政治を身近な組織での動きとだぶらせ、分かりやすくまとめている。政治をウオッチしている人たちにとっては過去を振り返り、ある程度類型化して理解するのに役立つ。あとがきの最後、「政治をみていると、人間がみえてくる。人間をみていると、政治がみえてくる。政治をみる眼は、人間をみる眼でもあるような気がする」というくだりに思わず膝を打った。
