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アイテム詳細

浅川 博忠

東洋経済新報社
グループ:Book
ランキング:86952
価格:¥ 1,470
発売日:2008-04
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まずこの本の「独走す」という意味は、他を圧倒しているという意味ではなく、他人の意見を聞かずに独りよがりの行動をするという意味合いが強い。


小沢一郎を優れているとか優れていないとかの観点ではなく、小沢が政界入りして田中角栄に可愛がられてから今までの政権の流れ、そしてそれに対しての小沢のかかわりを淡々と綿密にに書いている。

田中角栄との比較で興味深かったのは、田中角栄は根が陽気で、人のために何かをするときも、明るい雰囲気で相手に負い目を感じさせない配慮をし、相手を立てプライドを傷つけないようにするのに対して、小沢の場合は「自分がやってあげているのだぞ」とか「こうなったのは誰のおかげだ」といった気持ちが顔や態度に出てしまい、その高圧的な態度が小沢から離れていく人間が多くなった原因の一つであるとも感じられる。

小沢より10才年長の藤井裕久は、「彼と上手に付き合い続ける秘訣は、一定距離を絶えず置いておくことだ」と語っている。


そのほか橋本龍太郎と小沢一郎が仲が悪かったとか、田中角栄と竹下登の関係とか、小沢が2回総理大臣になるチャンスがあったとか興味深い話がたくさん載っている。


あまり政治に興味ない人もこれを読めば佐藤栄作以降、政権がどう動いていったかがわかるので、ぜひ読んでおいて損のない本であると思う。