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アイテム詳細

藤原 正彦

文藝春秋
グループ:Book
ランキング:30757
価格:¥ 1,250
発売日:2006-04
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カスタマーレビュー

けじめつけましょう。  (2007-12-20)
 面白かった。もっと堅苦しい書物なのかと思って読み出した前著「国家の品格」でしたが、あまりの痛快さに本書も購入。前著が講演の記録なのに対して、本書は改めて記述されたものなのであまり脱線もせずに(?)まとめられていました。藤原正彦という人柄も好きになってしまいましたので、著書を読んでいったり、彼が薦める本を読んでいこうかなと思いました。平凡な会社生活の中では「日経ビジネス」なんかを購読するよりはるかに為になったですわ。文書の巧さは親譲りか?はたまた数学者故の才能なのか羨ましい限りですね。

痛快なる代弁者  (2007-10-20)
今の殺伐とした日本を憂いながら、淡々と日本人が本来持っている心根を蘇らせてくれる、まさに痛快なる代弁書である。
昨今の様々なメディアを通じて私たちの所に入ってくるニュースも、本書を読んでいればこそ、メディアに惑わされることなく客観的に様々なことを考えられるようになるもなる、不思議な一冊である。

エッセイ集ということもあって、週刊誌感覚で気軽に読めて、日本人の心を思い出させてくれるうれしいお薦めの一冊でもある。

エッセイ集です  (2007-10-10)
タイトルから想像すると
憂国の内容を思い浮かべますが、
前半の一部分がタイトルに相当します。

残りは、国語に関するエッセイや
家族に関するエッセイが続きます。

最後に書評の部分がまとめてあるのですが
作者の他の作家に対する分析が
他のエッセイ集にはなく斬新に感じました。

筆者の主張がいかに正しいか、身をもって実感した。  (2007-07-10)
 本書の中では、同じ主張が繰り返し繰り返しなされている。それは、市場原理主義、英語教育への批判であり、武士道精神の復活である。
 
 市場原理主義について、私の経験を踏まえて書きたい。私は、時期冬季オリンピックの開催されるカナダのバンクーバーに滞在したことがある。街中で物乞いをするホームレスの多さには驚いた。通りの駅、バス停、店の前数十メートル毎に、ボロを身に纏い異臭を放ち、目も背けたくなるような人を目にするのは日常茶飯事だった。マクドナルドにてハンバーガーを大口で頬張るサラリーマンの目の前で、毛布に身を包み最後の伴侶ともいうべき犬を抱き、寝起きするホームレスを見るのは何とも痛ましかった。さらには寒さに凍え、餓えて死者がでた。

 ホームレスは企業から解雇され、職を失った者や、精神や体に問題を抱え働くことができず、泣く泣く路上生活を送る者が大半と聞く。

 一方、貧困層を尻目に「Beautiful British Columbia(バンクーバーのある州)」、というナンバープレートをつけたベンツ、ジャガー、レクサスなどの高級車を乗り回す富裕層も大勢見かけた。

 世界屈指の経済を誇るカナダ、その街の中で凍え飢え死にする者があっていいものだろうか。貧富の格差が著しいアメリカではもっと悲惨な状況なのかもしれない。「美しい国へ」を掲げアメリカ型の社会へと猪突猛進する日本。「Beautiful British Columbia」とどことなく似ていなくもない。貧困層の溢れる日本の未来を見ているようで恐ろしくなった。

 話が書評から大きく逸れてしまったが、私は経験や本書によってアメリカ発の市場原理主義は間違いであることを強く確信した。アメリカに迎合しなければならない日本は、世界から尊敬されるに足る国家と言えるのだろうか。世界は、様々な文化が混在するからよいのだ。文化・伝統を失ってまで、アメリカを模倣する必要があるとは思えない。アメリカという国は2つもいらないのだから。

日本における武士道精神と教育問題を論じる本  (2007-03-26)
「国家の品格」に続く 武士道と教育問題を論じた本

初等教育において世界一と言われた江戸の寺子屋の教育があった。
そこには、武士道という卑怯な振る舞いをしないなど情緒と形の伝統文化行動があった。
明治以降武士道の定義とも言える義勇仁が衰退し始めた。
今、市場原理主義は、日本人の道徳基準を根底から突き落とし始めている。

読みやすく日本人は何かに気づかないといけないと警鐘を鳴らしている本です。
藤原先生が親の影響を深く受けていることなどがわかり面白い。
日本人特有の ”もののあわれ” という言葉表現は、大好きです。

個人的には 内館牧子さんのお話は、面白かった!