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意欲的な挑戦
(2005-05-31)
日本の国会政治分析は、長く「国会無能論」(ラバースタンプ論)が主流となってきたが、マイク・モチヅキによる「国会機能論」が取って代わりつつある。
本作はマイク・モチヅキの国会機能論をベースとして、それを補完しつつモチヅキの論のアナを挑戦的に指摘した意欲作だ。
成田憲彦氏には「木を見て森を見ないとは言うが、著者はもっと1本1本の木を見るべきである」と指摘されたように、例挙して研究した法案にはいささか都合のいい面があるが、著者の28歳(出版当時)という若さと、膨大な資料に対し徹底的に統計学的・理論的にアプローチする姿勢には今後の発展が期待される。
日本の国会研究の歴史の中で、福元健太郎という名前は大きな位置を占めるようになるであろう予感がする。
現在渡米中の著者に心からエールを送りたい。
