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アイテム詳細

藤原 正彦

新潮社
グループ:Book
ランキング:8132
価格:¥ 420
発売日:2005-12
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カスタマーレビュー

国語が全ての学習の基礎に全く同感  (2008-08-17)
今小学校から英語、英語と騒ぎ立てている日本ですが、私も国語の基礎が出来ていないうちから外国語をやるのはどうかと同感です。著者は母国語をしっかり伸ばして、思考力を発達させ、学習の基礎を作りあげることのほうが、外国語をやるよりはるかに大事だと訴えています。私は海外在住ですが、結局国語の基盤ができあがってから来る子のほうが、ちゃんとそれで学習の基礎や思考力が発達しているので、あとあと英語を学んでからもその能力が発揮されると言われています。この本は、少し著者の国粋主義的な部分は気になりましたが、最初からのメインの国語力についての記述は、とてもすばらしいと思いました。

早期英語教育への反対と「祖国とは国語」という点では,私は藤原派です。  (2008-03-02)
著者は、満州国生まれ(1943-)。作家の新田次郎・藤原ていの次男。東大数学科卒業(66年)。同大学院修士課程修了と同時に東京都立大学理学部助手(68年)。博士号(東大,73年)取得と同時にコロラド大学助教授。76年からお茶の水女子大学理学部数学科勤務。専攻は不定方程式論。『若き数学者のアメリカ』(77年,日本エッセイストクラブ賞),日本数学会『岩波数学辞典 第3版』(85年),『国家の品格』(05年)。以上,Wikipediaより。


Wikipediaの著作一覧を眺めると, 80年代までに3冊しかなかった著作が,90年代に4冊,00年代には8冊と,エッセイスト賞に有頂天にはならなかったことがわかる。下種の勘ぐりだが,数学者の着想力は40歳までと言われるが,彼もちょうどその頃から“雑文”(および対談集,関係者失礼)を書き始めている。


 本書はその雑文の寄集め,失礼,エッセイ集。彼の雑念,いや思想は『国家の品格』と『若き数学者のアメリカ』に尽きている。経済学部卒業生として言わせてもらうと,もちっと統計やら論理やらで主張の裏付けが欲しい。これじゃあ感想文だよ。『心は孤独な数学者』(97年)を加えれば,専門分の以外の基本的著作姿勢は判明する。特筆すべきは,初出が文芸春秋や産経新聞など右翼系メディアから左翼の極北=朝日新聞までにまたがっているということ。


 扱き下ろしているようだけれど,エッセイ自体は面白い。新ネタがないというだけ。早期英語教育への反対と「祖国とは国語」(シオラン)という点では,私は藤原派です。(885字)

国語への情熱  (2007-10-06)
1.家族に関するエッセイ
2.国語教育
3.満州探訪
という3つの部分から構成されています。

2では
国語教育が大切だという情熱が
展開されており、評価が高いところですが
私は、家族のエッセイに関する部分も
ほのぼのとしていて好きでした。

おススメいたします  (2007-07-01)
 国語教育絶対論は藤原先生の「国家の品格」の補足みたいなものと思いましたがそれ以外のエッセイも私には身にしみました。
 特に最後の満州再訪記は年老いた母親と家族で生地を訪れる紀行文で心の底から感動しました。

 歯切れのよい論説としみじみとしたエッセイのバランスが私には気に入りました。

教育と満州  (2007-06-04)
2003年に講談社から出た単行本の文庫化。
 2001-03年に各種の新聞・雑誌に掲載されたエッセイを集めたもの。かなり短いものが多い。
 前半は教育問題について。国語教育の重点化を推進する内容で、言っていることは正しいと思うが、色々と問題点・欠点がある。読んで面白い内容ではない。
 後半の満州再訪記もいまいち。著者の生まれ故郷を訪ねる旅なのだが、重苦しいものとなっている。
 頑張り屋で負けず嫌いで抜けたところのある、いつもの著者の調子を楽しめるのは、前半と後半のあいだに収められている幾つかの短文のみ。ここでは家族をネタに明るい物語が展開されており、ホッとした。
 正統な藤原正彦ファンには、あまり読むところのない一冊と思う。