2010年8月アーカイブ

民主党代表選で、小沢一郎前幹事長は31日、立候補する意向を表明した。菅直人首相との直接会談の決裂を受け、最終決断した。
民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)をめぐり30日午前、出馬表明している菅直人首相と小沢一郎前幹事長の対立激化を避けるための調整が続いた。鳩山由紀夫前首相は同日昼、衆院議員会館で小沢氏と会談した。輿石東参院議員会長も同席した。鳩山氏は29日夜の菅首相との会談で、対立激化を避けるため小沢氏と首相が会談するよう要請し首相から前向きな返答を得ている。このため、首相の意向を伝え、小沢氏に会談に応じる意向があるか打診したとみられる。
民主党代表選への出馬を表明した小沢一郎前幹事長は、子ども手当の満額支給など昨夏の衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた政策の完全実施を目指しており、代表に決まれば「バラマキ政策」の復活も予想される。菅直人首相が意欲を見せていた早期の消費税率引き上げも封印される可能性が高く、現政権が目指した財政健全化路線は大きく後退しそうだ。
民主党の小沢一郎前幹事長の党代表選への立候補表明に、菅直人首相の再選を支持する議員らの間に26日、驚きと衝撃が広がった。 仙谷由人官房長官は首相官邸で記者団に「全然聞いていない」。首相側近の荒井聰国家戦略相はうつむき加減で「びっくりしている」と語った。玄葉光一郎政策調査会長は「代表選より予算の方が大事だ」と平静さを装うが、ある省の政務三役の一人は「ガチンコ勝負になった。仕事にならない」と嘆いた。
9月の民主党代表選をめぐり、鳩山由紀夫前首相が24日、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の「仲介」に入った。27日の出馬会見を前に、小沢氏の出馬を回避し、再選を確実にしたい首相。自身の出馬についてなお迷う小沢氏。2人とも直接対決の政治的危険性を認識し始めた。だが小沢氏が代表選に向けた「基本政策の策定」に着手したことも24日、明らかになった。小沢陣営に主戦論が残っており、双方とも、まだ和戦両様の構えだ。(榊原智、佐々木美恵)
民主党代表選で再選を目指す菅直人首相が23日、「伝家の宝刀」を持ち出した。「脱小沢」戦略に続き、「3年間は解散しない」と明言。選挙基盤が弱い当選1回生議員を安心させ、取り込む狙いからだ。ただ、首相の権力の源泉である「解散権」を自ら封じるかのような発言は、首相の求心力低下を招きかねない。 
民主党の鳩山由紀夫前首相系のグループは19日、長野県軽井沢町で研修会を開き、衆参の約160議員が参加した。小沢一郎前幹事長も出席した。9月の党代表選で菅直人首相の対抗馬として、小沢氏に立候補を求める声が強まっており、研修会でも「小沢待望論」が相次いだ。
9月の民主党代表選で、小沢一郎前幹事長の立候補を求める声が党内で強まってきた。党参院幹部は19日、「出馬の環境は整いつつある」と述べ、立候補に強い期待を示した。小沢氏は立候補の可否について検討を始めており、週明けにも最終判断する。
菅直人首相は9月の民主党代表選で再選された場合、小沢一郎氏を幹事長に起用しない方針を固めた。首相周辺には、小沢氏の幹事長起用で政権基盤の強化を図るべきだとの声もある。だが、小沢氏が「政治とカネ」の問題で世論の反発を受ける中、首相は「脱小沢」路線を徹底する方が得策と判断した。  
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、民主党の「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」のメンバーら約20人が今月26、27日に沖縄を訪問することが分かった。会長の川内博史衆院議員は同県名護市辺野古周辺への移設を決めた日米共同声明の見直しを求めており、9月の民主党代表選で争点化させる狙いもある。
財務省は10日、6月末時点の国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」(債務残高)が904兆772億円と、初めて900兆円を突破したと発表した。 3月末と比べて21兆円増え、過去最悪を更新した。全体の7割近くを占める普通国債の残高が11兆円増加し、605兆7520億円に達したことが主因だ。国民1人当たり約710万円の借金を背負った計算となる。
菅内閣の全閣僚が、15日の終戦記念日に靖国神社を参拝しない見通しとなった。菅直人首相と岡田克也外相が既に参拝しない意向を表明しているのに加え、ほかの各閣僚も10日午前の閣議後の記者会見で見送る考えを示したためだ。
参院選後初の大型地方選挙となった長野県知事選は8日投開票され、民主、社民、国民新党の推薦を受けた元副知事の阿部守一氏(49)(無所属)が、自民党などが支援する腰原 愛正 ( よしまさ ) 氏(63)(同)ら新人2人を破り、初当選した。 腰原氏との票差は5021票という接戦だった。
菅直人首相は6日午前、原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式)に出席後、広島市内で記者会見し、「核抑止力は、我が国にとって引き続き必要だ」と述べた。広島市の秋葉忠利市長が平和宣言で「核の傘」からの離脱を求めたことへの対応を問われたのに対して答えた。記念式では「核の傘」への言及は避けていた。
仙谷由人官房長官は5日午後の記者会見で、高齢者の所在不明が相次いでいる問題で、個人情報保護法が所在把握の障害になっていることから、同法改正の是非などを検討するよう関係部局に指示したことを明らかにした。
中井洽拉致問題担当相は4日の参院予算委員会で、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚が先月来日した際に日本側の調査に「横田めぐみさんと田口八重子さんが生きている」と証言していたことを明らかにした。山本一太氏(自民)の質問に答えた。 山本氏が金元死刑囚来日の成果をただしたのに対し、中井氏は「あえて踏み込んで申し上げると、『横田めぐみさんと田口八重子さんが生きている』とはっきりお答えいただいた。このことは横田家と他の家族の方々に勇気と元気と希望を与えた」と述べた。
大阪府の橋下徹知事が来年11~12月に予定される大阪市長選にくら替え出馬する、との観測が府・市の関係者に広がっている。持論の大阪都構想を巡って平松邦夫市長と亀裂が深まり、橋下知事自身が市長選出馬を「ゼロではない」と語っているからだ。知事と親しい読売テレビの辛坊治郎キャスター(54)の9月末での退社が明らかになり、「橋下市長―辛坊知事で都構想を一気に進める布石」と見る府議も。渦中の橋下知事の思惑は――。
衆院予算委員会は2日、菅首相と全閣僚が出席して質疑を行い、菅政権が発足して初めての本格的な国会論戦が始まった。 首相は2011年度予算に、野党の意見を反映させることもあり得るとする見解を示した。与党が参院で過半数に達しない「ねじれ国会」の中で、予算関連法案の成立に野党の協力を得るためだ。また、消費税の見直しは当面、民主党の政策調査会などで議論する考えを明らかにした。