2010年5月アーカイブ

連立政権からの離脱を決めた社民党の福島瑞穂党首は31日午前、自民党などが提出を検討している内閣不信任案への対応について「反対はなかなか難しい」と述べ、棄権または賛成もありうるとの考えを明らかにした。東京都内で記者団に語った。ただ、参院選での民主党との選挙協力は模索することにしているだけに、党内から異論も出そうだ。 福島氏は、不信任案に賛成する場合の理由について、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を「辺野古と決定したこと、(閣議決定の文書に)署名しなかった社民党党首、私を罷免したこと」などを挙げた。
社民党が27日夜、国会内で開いた拡大三役会議は、政府の対処方針の扱いをめぐって紛糾し、激しい応酬が約2時間続いた。 対処方針の受け入れを拒否する党首の福島消費者相に対し、重野幹事長や又市征治副党首、阿部知子政審会長らが早期決着を激しく迫る構図となった。 「党首の責任を果たしていない。このままなら罷免するぞ」 又市氏は党首の「解任」をちらつかせた。それでも福島氏は「対処方針にはサインはしない」と、譲歩しなかった。社民党が「分裂含み」に陥った背景には執行部内の根深い対立がある。
与野党は26日、夏の参院選に向け、選挙期間中のホームページの更新を認めるなどインターネットを利用した選挙運動の解禁で足並みをそろえた。 しかし「参院選での解禁ありき」の議論は否めず、公正性の確保など問題点は山積しており、本格的な解禁は今後の課題として先送りされた。
社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は25日、沖縄県を訪問し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐって仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事と会談した。福島氏は鳩山由紀夫首相が表明した「辺野古」移設を拒否するよう要請。閣内で移設に関する閣議決定や閣議了解、首相談話のいずれにも反対する考えを表明した。
赤松広隆農水相は25日午前の衆院農林水産委員会で、宮崎県で被害が拡大している口蹄(こうてい)疫問題について、「私としては誠心誠意、必要と思うことをやってきたつもりだが、結果としてこれだけ広範囲に口蹄疫が広がったことについては大変申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と陳謝した。自民党の谷公一氏の質問に答えた。
政府は24日、韓国哨戒艦沈没事件で同国が北朝鮮への制裁措置を発表したことを受け、首相官邸で安全保障会議(議長・鳩山由紀夫首相)を開いた。首相は席上、「どういう制裁のやり方があるか、各閣僚で検討してほしい」と述べ、日本独自の対北朝鮮制裁措置を検討するよう指示した。中井洽国家公安委員長が会議後、記者団に明らかにした。
政府は21日、韓国が哨戒艦沈没事件を北朝鮮による魚雷攻撃と断定したことを受けて、近く安全保障会議を開いて対応を協議する方針を固めた。鳩山由紀夫首相は同日午前の閣僚懇談会で「北朝鮮情勢が大変緊迫しているので、閣僚全員、緊張感を持って対応してほしい」と指示。北沢俊美防衛相、前原誠司国土交通相は情報収集や警戒態勢の強化に全力を挙げる方針を示した。
鳩山政権の「事業仕分け」第2弾の後半戦が20日午前、東京・西五反田の「TOC(東京卸売りセンター)」で始まった。25日まで4日間の日程で、67公益法人と3特別民間法人の82事業が対象。官僚OBの天下りや国からの仕事の独占的な受注の実態などを議論し、これらの法人の制度改革につなげる考えだ。 20日はまず、塩の安定供給や備蓄を担う塩事業センターを議論。資産から負債を引いた正味財産が約600億円に上ることが焦点となり、財産の一部を国庫に返納するよう求めることを決めた。
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で、鳩山政権が同県名護市の辺野古沿岸部に検討している「くい打ち桟橋方式」と並行して、周辺環境への影響を最小限にとどめた形での埋め立ても検討していることが明らかになった。 ただ、鳩山由紀夫首相が決着期限としている5月末までに米側と具体的な工法については合意できない見込みで、6月以降も米側と調整を続ける方針だ。
東国原英夫知事は18日、家畜伝染病の口蹄疫問題で非常事態宣言を宮崎県内に発令した。知事は会見し「このままでは本県畜産の壊滅はもちろん、隣県や九州、さらには全国にも感染が拡大する可能性を否定できない」と理解を求めた。
鳩山内閣は17日、宮崎県で発生した家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の被害拡大を食い止めるため、政府対策本部(本部長=鳩山由紀夫首相)を同日中に発足させ、実務者らの現地対策チームを宮崎県に常駐させる方針を決めた。予備費から1千億円規模の拠出を行い、防疫体制強化や被害農家への経済支援などを行う。山田正彦農林水産副大臣や小川勝也首相補佐官(農業政策担当)も常駐させる考えだ。
民主党は15日、夏の参院選山口選挙区(改選数1)に俳優、タレントの原田大二郎氏(66)を擁立する方針を固めた。小沢一郎幹事長が18日に山口入りし発表する。複数の同党関係者が明らかにした。 同選挙区で自民党は岸信夫元防衛政務官(51)が再選を目指している。首相経験者の岸信介氏が祖父、安倍晋三氏が実兄にあたり、「無風区」と言われてきた。
仙谷国家戦略相は14日午前の閣議後の記者会見で、民主党の小沢幹事長が自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件に関して衆院政治倫理審査会(政倫審)で説明する意向を示したことについて、報道陣に公開で実施すべきだとの考えを示した。 仙谷氏は野党時代に公開実施を要求したことに触れ、「(小沢氏は)国民に説明したいと考えているのだろうと思うので、最低限、そこまで公開していただいた方がいい」と述べた。
自民党の谷垣禎一総裁は13日の全議員懇談会で「不信任案に向けどう盛り上げていくかを考えている」と述べ、今国会で鳩山内閣に対する不信任案を提出する考えを明らかにした。理由として、鳩山由紀夫首相が5月末を決着期限としてきた米軍普天間飛行場の移設問題を挙げ、「鳩山氏は解決のための沖縄との信頼関係を失っている。退陣が解決のスタートだ」と語った。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、平野博文官房長官は12日午後、訓練移転先として政府が検討している鹿児島県・徳之島の地元町議らと鹿児島市内で面会する。ただ、徳之島の3町長は訓練移転にも応じない考えを表明しており、5月末までの決着に向けた糸口はつかめていない。 平野氏が面会するのは、徳之島で最大の人口を持つ徳之島町の町議ら。11日に町議側から「政府側の話を聞きたい」として面会の打診があったという。
柔道の女子48キロ級でシドニー、アテネ両五輪を連覇した谷亮子氏(34)=トヨタ自動車=を民主党が夏の参院選比例区に擁立することが関係者の話で分かった。支持率が低迷する民主党は、谷氏の知名度を比例票の上積みにつなげたい考えだ。
政府は10日午前、沖縄県の普天間飛行場移設問題に関する関係閣僚会議を首相官邸で開き、政府案について詰めの調整に入った。 鳩山首相と平野官房長官、北沢防衛相、岡田外相、前原沖縄相が出席した。沖縄県などの関係自治体や連立を組む社民党が反発を強め、米国の意向も不透明な中、首相が唱える「地元、米国、与党すべてが同意する形での5月末決着」は困難な情勢だ。 関係閣僚の間では「決着」の定義の変更も含め、6月以降も継続協議する考え方が大勢となっていて、その方向で調整が進む見通しが強まっている。
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府がヘリコプター部隊の移転先として検討している鹿児島県・徳之島の3町長らは7日午後、鳩山首相と首相官邸で会談後、記者会見して「飛行場移設は絶対反対という民意は決して変わらない。これからますます強くなる。首相が(徳之島に)来ても、お会い出来ない。会っても平行線だから」と語った。
米軍普天間飛行場移設問題で、鳩山首相がヘリ部隊の分散移転先として鹿児島県・徳之島を示した4日、同島の3町長は「民意は変わらない」と、それぞれが移転反対のトーンをさらに強めた。3町長の一日を追った。