郵政改革案をめぐる国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相と民主党の仙谷由人国家戦略担当相、菅直人副総理・財務相当らの対立は、30日に鳩山由紀夫首相が亀井氏の案に賛成し収束することになった。今回の対立の背景には、民主党が「郵政票」を取り込むために、それまでの民主党の政策を変更して、亀井氏案の方向を容認してきた経緯がある。こうした選挙優先主義は小沢一郎代表(現幹事長)時代から続いている。今回も首相は小沢氏の選挙重視の路線を踏襲した形で、民主党内にはしこりが残りそうだ。
2010年3月アーカイブ
【オタワ=鶴岡正寛、伊藤宏】主要国(G8)外相会合のためカナダを訪れた岡田克也外相は29日夜(日本時間30日午前)、クリントン米国務長官とオタワ近郊で会談した。岡田氏は、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で、前政権で日米合意した同県名護市辺野古沿岸に移す現行計画について「実現に移すことに様々な困難がある」と述べ、新たな移設先選びに協力を求めた。
岡田氏は会談で、「米側の考え方はよくわかっている。日米合意案が最善ということは承知している」と指摘。それでも現行計画の実現は難しいとして、「我々が検討している考え方について検討してもらいたい」「より実現可能性のある案をきちんと議論すべきだ」と求めた。岡田氏はこれまで、現行計画も排除しない考えを示していた。
続きを読む: 外相「辺野古への移転は実現困難」 米国務長官に伝達
【ワシントン小松健一】岡田克也外相は28日午前(日本時間同日深夜)、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題などで米側と協議するためワシントン入りした。鳩山由紀夫首相が3月中の政府案一本化を目指す意向を表明していることについて、岡田氏は「閣僚間で(そんな)話は出ておらず、僕には分からない」と語り、米政府や地元との調整をしていない段階で政府案を一つに絞る必要はないとの考えを強調した。
続きを読む: <岡田外相>米国防長官と会談へ 普天間移設など協議
鳩山政権の目玉政策である子ども手当法は26日、参院本会議で採決、与党と公明、共産両党などの賛成多数で可決、成立した。施行は4月1日。子ども手当の支給は年3回で、初支給は参院選前の6月。政府、与党は高校無償化法案も月内に成立させる方針で「国民生活第一」の姿勢をアピールしたい考え。子ども手当法は2010年度限定で、中学卒業までの子ども1人当たり月1万3千円を支給。
続きを読む: 子ども手当法が成立 6月に初支給、1人1万3千円
10年度予算の成立した24日、郵政改革案をめぐる「閣内不一致」が露呈した。国民新党は「党是」の郵政民営化見直しに加えて11兆円規模の追加経済対策を主張しているが、菅直人副総理兼財務相は同日、「さらなる財政出動を言うのは早い」と否定。夏の参院選へ向け、連立与党間の主導権争いが激化する気配だ。もともと民主党は郵政民営化をより進めるべきだという立場だった。05年10月、小泉政権の郵政民営化法案に対抗して郵政改革法案を国会に提出。貯金の限度額は段階的に500万円に引き下げ、簡易保険は完全民営化する内容だった。
続きを読む: 郵政改革:連立の火種あらわ
亀井静香郵政・金融担当相は24日朝記者会見し、郵便貯金の預入限度額を現在の1000万から2000万円に引き上げるとともに、簡易生命保険の限度額を2500万円に引き上げると発表した。焦点となっていた持ち株会社日本郵政への政府出資比率は3分の1超、日本郵政による金融2社への出資比率も3分の1超とする。
前日に原口一博総務相や日本郵政の斎藤次郎社長らと会談。4月の法案提出を目指し、政府としての方針を決めた。
続きを読む: 「郵貯限度額2000万円に」亀井郵政相が発表
行部批判を理由に副幹事長職の解任が決まった民主党の生方幸夫衆院議員は19日、鳩山由紀夫首相が解任方針を追認していることについて「熟慮して発言しないと、首相に対する信頼も揺らぐ」と述べた。批判の矛先を小沢一郎幹事長ら党執行部だけでなく、首相にも向けた。
都内で記者団の質問に答えた。生方氏は、メディアでの発言が問われていることに「議員はあらゆる場で政治活動を行う。マスコミに話すのはその一環だ」と述べた。
続きを読む: 副幹事長解任の生方氏、首相にも批判の矛先
前原誠司国土交通相は17日、定額制の首都高速、阪神高速の通行料について、距離に応じて課金する「距離別料金制」への移行を検討していることを明らかにした。距離別料金は自民党政権でも検討されていたが景気への影響を懸念し、先送りされていた。
現在は首都高東京線と阪神高速阪神東線が700円、首都高神奈川線が600円などの定額制。両高速道路会社は「利用者に公平で使いやすい料金体系にする」などとして、300~1200円の範囲で距離に応じて50円ずつ加算する距離別料金制を2008年度中に導入する予定だったが、原油高や景気悪化を理由に前政権が先送りを決めた。
続きを読む: 首都高と阪神高速、距離別料金への移行検討 国交相
自民党に離党届を提出した鳩山邦夫元総務相は16日、無所属の平沼赳夫元経済産業相との連携に意欲を示した。ただ、平沼氏をはじめ、頼みとする与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相の反応は芳しくなく、新党結成を目指す鳩山氏には孤立感も漂っている。 鳩山氏はこの日朝、「日本はこのままでは奈落の底に行く。平沼氏とは8割方は一致している」と強調。衆院本会議場で鳩山氏と話した平沼氏は記者団に、「機会があったらお会いしてもいいが、約束はしていない」と述べるにとどめた。
続きを読む: 孤立感漂う鳩山邦夫氏 頼みの平沼氏も反応今ひとつ
自民党に離党届を提出した鳩山邦夫・元総務相は16日午前、都内の自宅前で記者団に、無所属の平沼赳夫・元経済産業相との連携を目指す考えを明らかにした。
鳩山氏は「平沼氏とは7割、8割以上向かっている方向が一緒だ。大いに話し合っていきたい方だ」と述べた。また、舛添要一・前厚生労働相について、「すごくオールラウンドで柔軟性がある。私の考えとは十分調整ができる」と強調した。
続きを読む: 鳩山邦夫氏、平沼元経産相との連携目指す
「とにかく、今日決めなくてはいけないんだ」。鳩山由紀夫首相が、珍しく声を荒らげた。
11日夜、首相官邸で開かれた「地球温暖化問題に関する閣僚委員会」。翌日閣議決定する基本法案をめぐり、議論が紛糾した。決定先送りもやむなし――。そんな雰囲気を、首相が押し切った。
首相周辺は皮肉を込めて振り返る。「あれだけはっきり言ったのは初めてだ」
首相の強気は、焦りの裏返しだった。
続きを読む: 焦る首相、頼りは菅・仙谷氏 政権浮揚へ「新トロイカ」
民主党と公明党などは12日午前、子ども手当法案と高校授業料無償化法案の一部修正案を国会に提出した。同日の衆院厚生労働、文部科学両委員会でそれぞれ採決する方向で、各党間の調整が続けられた。
与党は16日に衆院を通過させ、参院に送りたい考えだ。公明党が賛成に回ることで今国会での成立が確実になった。
続きを読む: 子ども手当・高校授業料無償化、修正案を提出
政府が今国会で審議中の高校授業料無償化法案の対象に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指導下にある各種学校、朝鮮学校を含める方向で検討を進めていることが10日、分かった。鳩山由紀夫首相はいったんは除外する方針を示唆したが、政府関係者によると、首相と川端達夫文部科学相は9日の会談で、無償化の対象として適用することでおおむね一致した。
9日に公開された外務省の機密文書は、日米両政府のいわゆる4密約のうち1972年の沖縄返還の財政をめぐる密約の存在も裏付けた。元毎日新聞記者の西山太吉さん(78)が機密電文を入手してから38年。秘密外交という厚い壁が崩れた。だが、なぜ、これだけ時間がかかったのか。なぜ、一部の資料が欠けているのか。疑惑のすべてが明らかになったわけではない。
続きを読む: 密約追及38年 西山さん「全容、今も闇の中」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部への1500メートル級滑走路建設を軸に日米事務レベル協議で具体化を進めようとする中、社民党内は大荒れの様相を呈している。県内移設は社民党には受け入れがたく、連立離脱という選択もあり得る中、同党が8日の政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示する「県外」移設案をめぐって党内を二分する対立が深刻化。党分裂に発展する可能性さえ生まれている。
続きを読む: 「普天間」重大局面なのに... 内輪もめの社民
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題で、鳩山首相は4日、3月中の意見集約に向けて調整を加速させる方針を表明した。
だが、政府・与党で浮上している案は、地元と米国の合意形成が困難視されるものばかりだ。
続きを読む: 普天間、難点だらけ乱立移設案...県内も国外も
インターネット上に短文の「つぶやき」を発信するツイッターに政治家がはまっている。3日の参院予算委員会に3人の閣僚が遅刻したが、複数の議員がこれを実況中継。手軽に発信できるだけに、つぶやかずにはいられない政治家が増える一方だ。
閣僚たちの失態をツイッター上で批判したのが、自民党の世耕弘成参院議員。「5分遅刻」「前代未聞」と刻々と様子を書き込んだ。世耕氏自身も予算委員で、委員会開始が遅れる間に投稿したようだ。共産党の小池晃参院議員もツイッターで「ちょっとゆるみすぎじゃないですか」と指摘した。
続きを読む: 政治家、ツイッター中毒?予算委のやりとりを実況中継
日本で最も人気の高い政治家が1日、野党・自民党を離党するぞと脅した。そればかりか、昨年の総選挙での歴史的な大敗からこちら、自民党執行部は党の命運を復活させられないままだと、党幹部を非難した。
舛添要一前厚労相は、新しい政治集団の結成を検討していると発言。かつて強大だった自民党を意味する「LDP」(訳注・自民党の英語名Liberal Democratic Partyの頭文字)は、今や多くの日本人にとって、「Lousy Dumb Party(ダメで馬鹿な政党)」の頭文字に成り果ててしまったとジョークを飛ばした。
続きを読む: 日本の舛添氏、自民党を離党するぞと
鳩山由紀夫首相は28日、チリ大地震で大津波警報が発令されたのを受け、首相官邸で2回にわたり取材に応じ、カメラを通じて国民に警戒を呼びかけた。1月のハイチ大地震では、救助要員の派遣の遅れで批判を受けたため、首相は岡田克也外相を呼んで邦人の安全確保や被害状況の調査を指示するなど「リーダーシップ」をアピールした。
続きを読む: 首相、迅速対応アピール 2度会見、外相に調査指示