福田首相は9月12日に召集される臨時国会の所信表明演説で、基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を11年度までに黒字化する財政再建目標の堅持を改めて表明する方針を固めた。与党内に景気対策を優先して目標時期を遅らせるべきだとの声もあるなか、財政健全化路線の堅持を強調して「バラマキ」圧力をかわす必要があると判断した。
政府・与党が29日に決めた総合経済対策で、公明党の要望を受けて定額減税の年度内実施を明記した。減税規模は年末に決めるが、財源として赤字国債発行に踏み切れば黒字化目標との整合性を問われることは必至。首相が目標堅持を改めて明言することで、減税規模をめぐる論議にも影響を与えることになる。
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