今回の合意について政府は「あくまで、小さな一歩に、小さな一歩で応じたということだ」(外務省筋)と、日本側は大きな譲歩をしなかったとの立場を強調する。
確かに、日本側が実施する制裁解除項目に、北朝鮮が最も求めてきた人道物資輸送に限定した貨客船「万景峰92」の入港制限解除は盛り込まれなかった。
「万景峰が日本国内で一番インパクトが大きい」(外務省筋)との判断に加え、交渉が次の局面を迎えたときの「切り札」にしたいとの思いも見える。
複数の政府関係者によると、福田康夫首相は、12日午後に日朝協議が休憩となった際、斎木氏から合意案の報告を受けると「この範囲から逸脱しないように」と指示したという。
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