民主党と公明党などは12日午前、子ども手当法案と高校授業料無償化法案の一部修正案を国会に提出した。同日の衆院厚生労働、文部科学両委員会でそれぞれ採決する方向で、各党間の調整が続けられた。
与党は16日に衆院を通過させ、参院に送りたい考えだ。公明党が賛成に回ることで今国会での成立が確実になった。
自らの資金管理団体をめぐる事件で求心力が低下している民主党の小沢一郎幹事長と、菅直人副総理兼財務相が囲碁を打つかどうかが、両者の距離を測る尺度になるとして、政界で注目を集めている。03年の民主党と自由党の合併前後から折に触れて対局してきた2人だが、今年1月にも実現するはずだった政権交代後初の対局は、一連の「政治とカネ」問題でうやむやとなったままだ。
鳩山内閣で23日、長崎県知事選での与党推薦候補敗北の背景に小沢一郎民主党幹事長らの「政治とカネ」の問題があるとして、一部閣僚から小沢氏に進退の決断を促す声が上がった。民主党内には今夏の参院選への危機感も強まっている。ただ予算や法案を抱えて小沢氏の責任論はどれも半身の追及で、小沢氏の固い意志を覆す迫力はない。
「高速道路無料化」「子ども手当て」など、わかり易いインパクトを持つ経済政策を次々に打ち出してきた民主党新政権。当初から指摘されていた「財源不足」が大きな障壁となり、各々の政策は着地点を求めて手探りの前進、あるいは後退を続けている。そんななか、「よく知らなかったけど、実際のところ効果はどうなの?」と注目を集め始めたのが、これまで目玉政策の陰に隠れていた「農業者戸別所得補償制度」と「公立高校の授業料無料化」である。これらの政策は、景気に対してプラスに作用するのだろうか? 改めて考察してみよう。
小沢一郎民主党幹事長の続投が決まり、枝野幸男氏が行政刷新担当相として新たに入閣した。
今後は、経済、財政、改革など内政の主要課題は、菅、仙谷、枝野の3人によって仕切られることになった。
この3氏の三頭体制は、現在の民主党で望み得る最強の布陣と言ってもよい。特に、公務員制度改革については大きな成果が期待できる。
しかし、新たな暗雲も生じている。それを取り除くことができるかどうかが3氏の活躍の成否を決めることになる。それを取り除くのは、もちろん鳩山由紀夫首相の役割だ。
12日午前に開かれた衆院予算委員会の集中審議。「政治とカネ」が主なテーマとなり、自民党の与謝野馨・元財務相が、鳩山首相の資金管理団体にからむ偽装献金事件で、「民主党議員に資金を配ったのではないか」「(偽装献金で)献金をしていないのに、税金の還付書類を受け取った人もいる」などと追及。
民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で起訴された民主党の石川知裕衆院議員(北海道11区)は10日、離党する意向を固めた。近く小沢氏と会談して最終判断する。
民主党筋によると、石川被告は9日夜、民主党幹部に電話で離党する考えを伝えた。小沢氏に近い民主党議員は10日朝、「世論の反応は厳しい。石川氏は自発的に離党を申し出るだろう」と語った。
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で、小沢氏の秘書だった石川知裕衆院議員が起訴されたことを受け、自民、公明、みんなの野党3党は4日夜、石川議員に対する辞職勧告決議案を衆院に共同提出した。民主党は、本会議での決議案採決は当面行わない方向で調整する。野党は不起訴となった小沢氏の政治的責任も引き続き追及し、「政治とカネ」の問題で鳩山政権を揺さぶる方針だ。
民主党の小沢幹事長の資金管理団体の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏は不起訴処分となる見通しとなり、政府・民主党からは「最悪の事態は回避された」との声が漏れている。
ただ、小沢氏の監督責任や政治的責任を問う声が強まるのは必至の情勢で、小沢氏の幹事長続投が夏の参院選に影響することを懸念する声も出ている。
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、新たに04~05年、同会の銀行口座で計約9億円が出し入れされ、政治資金収支報告書に記載されていないことが分かった。この資金移動は05年3~5月の4億円とともに、小沢氏が実質的に運営する政治団体「改革フォーラム21」との間でやりとりされたとみられる。東京地検特捜部は23日の小沢氏への事情聴取で、この計約13億円の件をただし、「知らない」と答えた小沢氏の供述を調書にとった模様だ。